ラウリル硫酸Naを避ける理由とは?!タンパク質変性と頭皮を構成するケラチン。

最近では、多くの人がシャンプーにも気を使うようになってきて

【ラウリル硫酸Na】が入っているシャンプーは髪や頭皮に悪い!!

という情報も広まっています。

市販のシャンプー剤にも【ラウリル硫酸】【ラウレス硫酸】フリーなどと、ラウリルもラウレスも入ってないですよ~とうたっている商品もよく目にします。

実際、ラウリル硫酸やラウレス硫酸は髪や頭皮に悪影響を与えるのでしょうか?

ラウリル硫酸Naを避ける理由とは?!タンパク質変性と頭皮を構成するケラチン。

まず、【ラウリル硫酸】や【ラウレス硫酸】とはどういったものかというと

原材料が石油由来の界面活性剤です。

  • メリットとしては、安価で作れて洗浄力も泡立ちも良いという点です。
  • デメリットは、洗浄力や肌への刺激が強すぎて髪を傷める・肌のターンオーバーを狂わせる。

安くて洗浄力、泡立ちがしっかりしてるので安いシャンプーによく使われている成分です。

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ラウリル硫酸とラウレス硫酸の違い

【ラウリル硫酸】と共に同じぐらい毛嫌いされている【ラウレス硫酸】ですが、実は肌への刺激の強さはラウリル硫酸の半分以下といわれています。

その理由は分子の大きさの違いです。

【ラウリル硫酸】は分子が小さく、頭皮の隙間まで浸透し、頭皮に残留物として残りやすいのが特徴です。これにより肌荒れを促進し、肌のターンオーバーを狂わせます。

【ラウレス硫酸】はラウリル硫酸よりも分子が大きくなっており、頭皮に残留物として残りにくくなっています。ですので、ラウレス硫酸は比較的頭皮刺激が弱まっています。

シャンプーの界面活性剤の種類は沢山ありますが、髪や肌に優しい成分になればなるほど、洗浄力と泡立ちが落ちるケースが多いです。

また、企業が1つのシャンプー商材を作る場合、2~3種類の界面活性剤を混ぜて作る事が多いです。

これは、1つの界面活性剤では足りない力を補ったりする理由からです。

【ラウレス硫酸】は、洗浄力・泡立ちはしっかりとありますが、肌への刺激がラウリル硫酸に比べ優しい物になっていますので、セット剤や脂性肌の方などある程度しっかりと洗い流したい方へはそれほど悪い成分ともいえません。

では、問題の【ラウリル硫酸Na】は・・・はたして悪の親玉なのでしょうか???

髪・頭皮を構成しているのは、ケラチンというタンパク質

ラウリル硫酸Naが髪や頭皮にダメージを与え肌のターンオーバーも狂わせてしまうというのは本当でしょうか?

ラウリル硫酸Naは工業用洗剤としても使われる、とても強力な界面活性剤です。

その威力は、タンパク質を破壊してタンパク質変性を起こさせてしまう程強力です。

界面活性剤のタンパク質変性(後編) ~ラウリル硫酸よりも強いのは…~

↑こちらのブログに卵の白身を使った各種洗剤のタンパク質変性を調べた結果があります。

ラウリル硫酸もかなりタンパク質変性を起こしていますが、石鹸洗剤もなかなかダメージが強いです。ですが、上記のブログでも記載されているのですが、卵の白身はタンパク質変性しやすい弱いタンパク質です。

卵の白身よりも、髪や頭皮を構成する【ケラチン】はもう少し頑丈に出来ています。

では、【ケラチン】は丈夫なタンパク質なので、ラウリル硫酸Naでもそれ程ダメージは無いのでしょうか?

JAIRO(Japanese Institutional Repositories Onlin)の論文で下記のような論文があります

ラウリル硫酸ナトリウム溶液塗布によるヒト皮膚角層ケラチン繊維の構造変化

【引用】ミセル化した SLS(ラウリル硫酸ナトリウム) 分 子は流動相や水の相を通り角層内を浸透しつつバリア機能を低下させ、さらに角層細胞内に侵入 しケラチン繊維の構造を壊したと考えられる。

ある程度頑丈なタンパク質であるケラチンも【ラウリル硫酸Na】によってダメージが蓄積していきます。

例え話として、髪の毛を一着の洋服に例えてお話する事があります。

髪の毛を一着しかない洋服だとすると、毎日ハイターのような強力な洗剤で一着しかない洋服(髪)を毎日、洗濯(シャンプー)しているのです。

これでは、生地(髪・頭皮)がボロボロになってしまいますよね・・・

まとめ

肌は自然にバリア機能を持っています。

それは皮脂であったり、細胞間脂質であったりします。

ラウリル硫酸Naは、強力な洗浄力でこれらを髪や頭皮から奪い去っていきます。

バリア機能を失った頭皮は乾燥しやすく、痒みやニキビ、フケなどの原因を生み出してしまいます。

また、毛根もダメージを受け、元気な毛髪を生み出すシステムにも狂いが生じてきます。

できるだけ【ラウリル硫酸Na】のシャンプーは避けた方が賢明でしょう。

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