髪が乾燥してパサつく6つの原因と9つの改善方法

髪が乾燥してパサつく6つの原因と9つの改善方法

年齢と共に髪の毛にハリや艶が無くなってきたと感じる方や、ドライヘアで髪が乾燥してパサつきお手入れが上手くいかないという方は多いと思います。

今回はそんな悩みをお抱えの方に、髪の毛が乾燥してパサつく原因と改善方法を【美容院で行えるケア】【自宅で行えるケア】に分けてご紹介していきます。今日からでも実践して頂けます♪

目次

髪の毛が乾燥してしまう原因

まずは、そもそも髪の毛が乾燥してしまう原因とはなんなのかを見ていきましょう。

原因が分かればその対処法も見えてきますので、あなたの髪の乾燥原因を探ってみてください。

乾燥原因01 施術ダメージによる乾燥

髪の毛の表面は鱗のようなキューティクルによって守られています。

何層にも重なって髪の内部から水分を蒸発させないために守っているキューティクルですが、過度のカラーリングやパーマ、縮毛矯正などによってダメージを受けるとキューティクルは剥がれ落ちていってしまいます。

キューティクルが剥がれてむき出しになった髪の毛は、内部の水分を保っておく事が出来ずに乾燥毛となってしまいます。

頻繁にカラーやパーマ、縮毛矯正を行って髪の毛先が傷んでパサパサになってしまっている方はこのダメージが原因かもしれません。

乾燥原因02 紫外線・海水・プールなどによるダメージ

髪の毛が紫外線を浴びると、髪の構造事態に変化が起きてしまいます。

表面がガサガサし、強度の低下と色の退色が起こってしまいます。

パーマやカラー等のダメージ同様、髪の毛にダメージが溜まり髪の毛の水分を保っておくことが出来なくなります。

また、プールの塩素や海水を浴びた髪の毛に紫外線があたると、さらにダメージの進行が速くなってしまいます。温泉などの成分も悪影響を及ぼす場合があります。

仕事や遊びで紫外線の元に出る事が多い方や、温泉・プールなどに頻繁に通われている方はこれが原因かもしれません。紫外線を浴びる前に素早くシャワーで流してあげましょう。

乾燥原因03 生活習慣の影響

髪の毛は【血液】から栄養をもらって育ちます。

血液の循環と栄養素が整っているかと元気な髪の毛が育ちますが、栄養も不十分で悪玉コレステロールのせいで血液の巡りが悪かったりするとスカスカで元気の無い髪の毛になってしまう場合があります。髪の毛に栄養が行き渡っていない事も乾燥毛の原因の一つです。

今日食べる食事が明日のあなたの体になります。

肉体は数年ですべて入れ替わると言われています。

極端な話をすると、マクドナルドのポテトだけを数年食べ続けた人の体はマクドナルドのポテトで構成されています。野菜・果物・肉・魚、バランスよく食事を続けた方の体はさまざまな要素で構成されます。

元気な髪の毛を育てるには、バランスの良い食事が必須です。

乾燥原因04 ホルモンバランスの影響

ストレスや加齢、睡眠不足などの原因でホルモンバランスが崩れると髪の毛にも影響を及ぼしてきます。特に女性は年齢と共に女性ホルモンの生成が減少してくる場合があります。

女性にも男性ホルモンが存在しており、女性ホルモンの減少と共に男性ホルモンの影響で薄毛や髪の弱体化が気になりだす方も沢山おられます。

ホルモンバランスを整える事も髪のパサ付きを抑えるポイントの一つです。

乾燥原因05 くせ毛による乾燥毛

くせ毛の方は、痛みの前にそもそも髪の構造が乾燥しやすくなっている場合があります。

髪の毛の内部は、コルテックスという物質で満たされていますが、このコルテックスは2種類存在しており、【オルソコルテックスという水を吸いやすいもの】【パラコルテックスという水を吸いにくいもの】が存在します。

この2つが均等にちらばっているとクセも出にくいのですが、クセ毛の方はこのコルテックスが偏って存在している為に、水を吸って膨張しやすい場所とそうでない場所に分かれクセが出やすく乾燥毛になりやすくなってしまいます。

クセ毛で髪が乾燥する方は特に、シャンプーやトリートメント等で外部から保湿成分を髪に加えてあげると良いでしょう。

乾燥原因06 自宅でのケア不足によるダメージ

自宅でのケアには様々なものがありますが、主なものをピックアップするとシャンプーやトリートメントをどのような物を使っているか、トリートメントはちゃんと使っているかなどがあげられます。シャンプーやトリートメントは 【自宅で行う】乾燥毛の改善方法をご覧ください。

髪の乾かし方も重要なポイントです。ドライヤーでの乾かし過ぎや、ヘアアイロンのあてすぎなどで髪の毛に過度な熱が加わると髪は傷んでしまいます。

生卵がゆで卵になると固まるのと一緒です。髪の毛もタンパク質でできていますので高温を当てすぎると髪の毛そのものが乾燥しやすい髪に変化してしまいます。

ですが、髪の毛を全く乾かさないというのも頭皮に悪影響を与えてしまいます。人の頭には誰でも雑菌が存在します。生乾きのまま放置すると雑菌が繁殖し薄毛や髪の毛の弱体化につながってしまいます。

髪の毛は7~8割乾燥を目安に乾かしすぎない程度にドライしてあげてください。

【美容院で行う】乾燥毛の改善方法

改善方法01 カラーの種類を変える

美容院でカラーを施術している方は、カラーの種類を変えると髪のダメージを抑えられ、髪の乾燥を防ぐ事ができるかもしれません。具体的には。。。

■カラーのトーンを抑える

ブリーチやハイトーンカラーは、髪の毛の内部にあるメラニンを沢山破壊して髪の毛を明るくします。破壊する量が多い為、落ち着いたトーンのカラーよりは髪にダメージが溜まり乾燥しやすくなってしまいます。カラーのトーンを抑える事で髪のダメージを抑える事にもつながります。ダメージ軽減を取るか、ハイトーンを取るか悩ましい処です・・・

■毎回、毛先までカラーしない

美容院で毎回、もったいないと思い毛先までカラーをされる方がいますが、根元の色だけが気になり毛先の色は特に気にならない場合は、根元だけ染めるようにすると毛先のダメージは抑えられます。

■オーガニックカラーを選択する

最近では、天然成分由来のオーガニックカラーを扱っている美容院も増えてきています。

オーガニックカラーは、従来のカラー剤よりも髪のダメージが抑えられた商品であることが多く、白髪染めなどで定期的にカラーリングをしている方などにはオススメです。

また、天然成分が頭皮環境を整え、髪に栄養素を補充して髪の乾燥を防いでくれる場合もありますので要チェックのメニューです。

改善方法02 パーマやカラーに前処理剤をプラスオーダーする

くせ毛の人には【オルソコルテックス】と【パラコルテックス】という水分を保持しやすい物とそうでない物が偏って髪の毛に存在しているとお伝えしました。

直毛の髪の毛の方も、髪の内部はコルテックスが詰まっている事は一緒です。

また、ハリコシを与えるケラチン、柔らかさを与えるコラーゲン、髪の残留アルカリを除去してくれるヘマチンなど、美容院の前処理剤にはさまざまな種類が存在します。

パーマやカラーをする前に、美容師さんは普通の水をふりかけている訳ではないのです。

そのお客様の髪のダメージ具合を見て、抜けてしまった栄養素を補ってくれるのが【前処理剤】です。

美容院での施術に前処理剤をオーダーする事も乾燥毛を改善してくれる一つの方法です。

特に髪の毛をロングに伸ばしていきたい女性は施術毎のこまめなケアが綺麗なロングヘアーへと繋がります。

改善方法03 トリートメントを注文する

美容院のトリートメントと家でつけているコンディショナーの大きな違いは、【浸透力と持続力】です。

トリートメントは、例えるならば絆創膏のようなものです。

傷んでスカスカになってしまった髪の毛の内部に、水分を保持しやすい物質を直接入れ込み、表面をコーティングして中の水分を逃がしにくくしてくれるものがトリートメントです。

数週間~1ヶ月など、効果が持続するのが美容院のトリートメントです。

※トリートメントの種類によって効果はさまざまです。

家で行うコンディショナーは、髪の表面に一時的な保護膜を張ってあげるようなものですので、美容院で行うトリートメントとの効果の差は歴然です。

ただし、絆創膏のようなものとお伝えした通り、トリートメントは髪の傷み・ダメージを根本から治すものではありません。

指通りなど髪の毛を触った感触では一番効果を感じる施術ですが、根本の髪を傷ませない!を考えた時は、カラー剤の種類や前処理剤を使うなども重要になってきます。

改善方法04 ヘッドスパを行う

健康な頭皮は、【青白い色】をしています。乾燥したり皮脂の分泌が多く脂性肌になっている人は、頭皮が赤くなっていたり黄色くなっていたりします。

健康で元気な髪の毛を生やす為に、頭皮環境を整えてるのがヘッドスパです。

また、頭には筋肉が無く、血行を促進して髪の毛に栄養を行き渡らせる為のマッサージとしてもヘッドスパは効果的です。

美容院でのヘッドスパは、その人の症状に合った栄養素をチョイスできるものも多く、リラックスした心地よい時間を提供してもらえるのもうれしいメニューです。

髪の毛の乾燥の原因となる頭皮環境と共にストレスの緩和にもよいかもしれません。

【自宅で行う】乾燥毛の改善方法

改善方法05 シャンプーを変える

自宅で乾燥毛を改善させる事が出来る一番大きなポイントは、【シャンプーを変える】という事です。

これには2つの意味があるのですが

一つは【髪のダメージを軽減する】という点。

もう一つは【シャンプー成分が保湿してくれる】という点です。

 

シャンプーも洗濯用洗剤と一緒で、洗剤の一種です。

この洗浄成分が生地が傷むような強い洗剤かマイルドな洗剤かによって髪のダメージ具合が大きく変わってきます。シャンプーはほぼ毎日行うものなので、出来るだけ髪の毛が傷まない洗剤を使ってあげる事が、自宅で出来るダメージ毛予防です。

また、洗浄成分以外にも保湿やダメージケアを考えたシャンプーには天然成分由来の油分であったり、美容院の施術前に行う前処理剤(コラーゲン・ケラチン・ヘマチン・・・etc)などの髪の内部を補修する成分がふんだんに使われていたりします。

これらが、シャンプーを変える事で乾燥毛を改善できる大きな理由です。

どのようなシャンプーを選べばよいかを髪質別・成分別でご紹介しています↓

【保存版】自分に合った市販シャンプーの選び方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表

改善方法06 トリートメントを毎日使う

トリートメントもシャンプー同様、さまざまな髪を補修する成分が含まれていたりします。

また、美容院でのしっかりしたトリートメントは数週間~1ヶ月など長期間髪を保護してくれるものもありますが、自宅用のトリートメントやコンディショナーは一度シャンプーをすると流れておちてしまうものが多いです。

トリートメントは絆創膏のようなものだとお伝えしましたが、毎日シャンプーのたびに絆創膏を貼り直すイメージです。キューティクルが剥げてスカスカになった髪の毛に栄養成分を入れて、表面をコーティングして髪の乾燥を防いであげるのです。

ちなみに、コンディショナーは表面をコーティング、トリートメントはコーティング+内部に栄養を補充と考えておけば問題無いとおもいます。

改善方法07 流さないトリートメントを使う

流さないトリートメントとは、昔でいう椿油を髪に塗るのと同じです。

髪の毛を乾かす前や、乾かした後に髪の毛の水分が逃げないようにさらにコーティングしてあげるイメージです。

流さないトリートメントはドライヤーの熱から髪の毛を保護してくれる働きのあるものも多いので、シャンプー後髪の毛を乾かす前につけてあげるとベストだと思います。

流さないトリートメントには、熱から髪の毛を守ってくれるオイル系のものや保湿力・多少のスタイリング力を持つクリーム系のものなどさまざまなものがあります。

髪質によってどれを使うかを選ぶと良いと思います。

髪の毛が固い・乾燥する人向け、おすすめ【洗い流さないトリートメント】しっとり系ランキング抜粋

改善方法08 食生活を見直す

人の体は数年で循環するとお伝えしました。

今日食べている食物で明日のあなたの体を作ります。

あなたが食べている物は客観的に捉えて、健康で活力のある明日を送れそうでしょうか?

 

一般的に髪の毛に良いとされる食べ物は髪のケラチンの元となるタンパク質(肉・魚・卵・大豆etc)やビタミンB・E・A、育毛には亜鉛などが良いといわれています・・・

 

 

基本的には偏った食事ではなく、全ての栄養素をバランス良く食べるようにして頂く事が健康で元気な髪の育毛に繋がります。

一度に吸収できる栄養成分には限度がある事と、他の栄養素との連携で効果を発揮するミネラルなど沢山ありますので、髪の乾燥にはコレ!というように記載してある記事も多いですが、バランス良い食事を心がけてください。

改善方法09 ストレスを解消する・しっかり睡眠を取る

ストレスを解消する事はなかなか難しいかもしれませんが、ストレスが体に及ぼす悪影響は大きなものです。

ストレスが原因で髪の毛に栄養を送る血流も悪くなってしまう場合があります。美容院のヘッドスパなどでリラックスして血流循環を回復させてあげる事も一つの解決策かもしれません。

 

睡眠も元気な髪の毛の育成には欠かせない要素です。

人のホルモンバランスを整える、睡眠の黄金時間というものが存在します。

それは、午後10時~午前2時の間です。この時間帯にしっかり睡眠を取ることが出来たらホルモンバランスが整い、髪の健康にも繋がります。

特に寝始めの1時間半にしっかりと質の良い睡眠がとれると体のバランスを整えてくれやすいといわれています。テレビを付けたまま寝たり、部屋の電気が明るいまま寝たりするとなかなか疲れが取れなかったりしますので意識してみてください。

 

まとめ

髪の乾燥の原因は、外部要因である日々蓄積されるダメージと内部要因である生活習慣です。

これらの原因の一つ一つをケアしていくことはなかなか面倒くさい作業ですが、綺麗な髪の毛を保つ為には努力が必要なようですね。

ですが、髪の毛が綺麗に落ち着くと気分も良くなり生活にもメリハリが出てきますので、是非チャレンジしてみてください♪

 

 

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